40代で脳梗塞 病気を乗り越え楽しく生きてるオヤジのブログ

40代の7年間(43歳から49歳)で、高血圧・異型狭心症・扁桃周囲膿瘍・自律神経失調症・脳動脈解離・脳梗塞を発症。そのたびに入退院を繰り返し、人生の挫折を感じる日々。それでも明るく前向きに生きてるオヤジのブログ。病気体験談、その時その時感じたこと・行動したこと・影響を受けたことなどや、今を楽しく生きようとする自分の姿を綴っていきます。何事もあきらめません、まだまだ生きるぞ!

脳梗塞既往者の胃内視鏡検査 人生初めての胃カメラ検査!

今回は、人生初めての胃カメラ検査をしたときのことを綴ります。

人生初の胃カメラ検査は、昨年の10月に実施しました。事前に記入する問診票には、脳梗塞既往者もしくは治療中の方は胃内視鏡検査はできません、との項目がありました!

えっ、私は? と思い、事前に主治医の先生に確認を取っておきました。
主治医の見解は・・・、問題なしとのこと。

私は、一昨年2月に脳梗塞を発症し、同年5月頃まで血液サラサラの薬を飲んでいました。しかし、それ以降は薬はなくなり、半年ごとのCTもしくはMRIの検査のみになりました。

そして、退院して約一年後に脳の検査(MRI検査)を実施し、主治医より通院は今回で終了としましょう、とのお言葉をいただきました。その際、会社の定期健康診断で胃カメラをするけど、問診票には脳梗塞既往者はできないと記載されているのですが、ダメなのでしょうか? と聞いたところ、治療も終わっているし、薬も飲んでいないので胃カメラいいですよ、との回答でした!

しかし、検査当日、胃カメラの受付で・・・・・・、
「以前、脳梗塞されていますね」、と問診票を見ながら受付担当の女性が一言。

「はい、でも主治医からは問題なしと言われていますし、事前にこちらにも電話連絡して、現在飲んでいる高血圧の薬は、お薬手帳で確認します、と言われましたが・・・」、「そうですか、でも・・・・・・、一度ドクターに確認してきます」とのことでした。

検査中、胃の中に異変があれば、細胞を取ることがあり、その際、胃を傷つけ出血することがあるそうです。だから血液サラサラの薬を飲んでいる方は、この胃カメラ検査はできない場合もあるみたいです。

さて、待合室にて待つことしばらく・・・
「主治医から大丈夫と言われたんですね」、再度私に確認する受付の女性。
「はい、そうです」
さらに待つことしばらく・・・・・・
「ドクターからOKもらいましたので、やりましょう」
こうして、私の人生初めての胃カメラ検査は始まりました!

まず、カメラを口から挿入するか、鼻から挿入するかを聞かれました
私は、初めてなので、看護師の方にどちらが良いのか聞いてみると、鼻からの方が咽せる箇所を通らないので、鼻からの方がいいのではと言われました。
で、鼻からカメラを挿入することに!

検査の流れは
①血圧測定
②胃の中で泡が出ないために液体を飲む
③上を向いて両方の鼻の穴にスプレー式の麻酔を入れ込む(2回に分けて入れこむ)
④しばらくして、右穴の鼻に注射器のような筒でゼリー状の麻酔薬を注入
最初は、ツーンとする刺激臭があり、鼻がピリピリする感覚、しばらくするとゼリーが鼻の中を通り喉に落ちてくる(呑み込んでも大丈夫とのこと)
耳の中まで刺激でツーンときました・・・
麻酔が効くのに3分待つ
⑤麻酔をかけた右鼻の穴に、長くて少し太いスポイトのようなものを差し込む
これが鼻の穴に入れば、胃カメラのチューブが入ると判断するらしい
ちなみに私は、スムースにこのスポイトが入りました!

これで事前の準備は終了、いよいよ胃カメラ開始です!
看護師に導かれ、検査台(ベッド)に案内され、右腹を上にして横たわる。
若い男の先生が、力が入らないようにしてくださいね、と・・・・・・。
しかし、初めてのことなので緊張して肩に力が入っていました。
「最初に一気に、小腸までカメラを入れ込みます。ここがカメラが届く一番奥になります」(はぁ、どこ??? 小腸???)、と考えている間に、鼻の右穴からチューブ挿入!

鼻から入ったチューブの先が喉の左側に突き当たる
ウゲゲッ!
大きく嗚咽する私・・・・・・

私のカラダを支えている看護師が、唾は呑み込まずに口元に置かれたトレイに吐き出すように話しかける。

それを耳にしながら、私はさらに、おえっっっ~と、同時に涙が溢れてきた。

痛いじゃないか!と思いながらもチューブは鼻から更に奥へ押し込まれている。食道を通り胃の中へカメラの先端が届こうとしているのがわかる。

無意識にカラダがのけぞっていた。すると、看護師が私の背中を押し、「カラダをのけぞらないで」と・・・・。
マジか! 

グッとカラダを前に押し出され、カメラの先端が胃の中を突く!
うぐっっ~
もうダメ~、と涙を垂れ流しながらじっと我慢・・・。

ようやくカメラの先端は小腸にたどり着いたらしい。
目の前のモニターに映し出される胃の中の映像を見ながら先生が話しかける。
「これからカメラを引きながら、胃の中を見ていきます。その際に、お腹の中のヒダを広げるためにお腹を膨らまして空気が入ります」

涙とよだれで顔面ぐちゃぐちゃの私は、先生の言っていることがよくわからないままカラダを丸めていた。

少しづつカメラが引き出されているのがわかる・・・
早く終われ、早く終われ、もういいよ~

モニターに映し出される胃の中の映像を涙目で見た。
うぁわ!きれいじゃん!
初めて見た自分の胃の中はキレイなピンク色をしていました。

「はい、終わりです」
時間的には5分くらいだろうか、胃カメラ検査はようやく終わった。

よだれと鼻水と涙を拭いて、先生の横に腰掛ける。
「きれいな状態です、特に問題はないですよ」

何も発見されず、それは良かったのだが、カラダに残る違和感でカラダがぼうっとした状態であった。

最後に看護師から一時間半は飲食しないでください、その後に水を一口飲んでむせることがなければ食事をしてもいいですよ、と言われてポケットティッシュを手渡された。
鼻からの胃カメラは挿入は、麻酔とゼリーの影響で鼻水がものすごく出る!

こうして、人生初めての胃カメラ検査は終了しました・・・・・・
 
これまでにもいろいろな検査をしてきましたが、この胃カメラ検査、私はとっても苦手な検査と感じました。できることなら二度としたくないものです!

検査から二日経った今でも、喉の痛みが残っています・・・・・・
きっと、先生の上手い下手もあるでしょうね!
これから胃カメラを検査をする方のご参考にもなればです・・・・・・