日曜日の病院 〜脳梗塞で入院中に感じたこと〜
私は脳梗塞で入院中に、3度 病院で日曜日を過ごしました。
検診もないし、リハビリもないし、検査もない、一日が長い曜日です・・・
入院当初はSCUにいたので、まだカラダがしっかり動けず、部屋から出ることが禁止でした。しかし、一般病棟へ移ってからは、カラダも動くようになり、部屋の外へ出ても良い許可が出たので、下のフロアにあるコンビニへ散歩がてらよく行くようになりました。
私が入院していたのは、いろいろな科がある大病院でした。また、検査や手術もできるそれはそれは大きな病院です!入院患者も物凄い人数がいるのではないかと思います。
そんな病院の平日は、慌ただしく混雑しています。午前中は、外来患者で受付や各科の待合室はバタバタと人が右往左往しています。午後からは少しづつ落ち着き、お見舞い客の方がいらっしゃる時間帯になります。
私は、午前と午後にリハビリがあったので、病室から地下にあるリハビリセンターへ移動するときに、時々他のフロアの様子を見に行ったりしました
そこで目にしたのは、診察を待っている患者や、検査を受けるために検査室へ移動する人等々・・・・・・ 老人が多かったようにも感じました。日々、多くの方が病院に訪れるのだなぁ、とつくづく思ったものです。
しかし、日曜日の様子はというと・・・・・・、平日とは打って変わって、朝からシーンとした状態。平日あんなに混みあっていた1階の玄関口や受付・・・、清掃のおばちゃんが床掃除をしているだけで、とても静かなフロアです。
大きな病院のひと時の休息
すべての機能が止まったかのような静寂な空間さ。
私は、この状態がとても好きでした。
毎日曜日、朝食を食べてから、静寂化となった1階のフロアを散歩するのがお気に入りのルーティンとなりました。なかなか経験のできない誰もいない病院内の散歩、変な優越感を得ました!
まっ、これも元気だからこそできる行動ですが・・・・・・
そして、休み明けの月曜日、一週間でも最も多くの患者が訪れる曜日・・・。明日は嵐のような一日になるのだろうなぁ、と思いながら私は再び病室に戻っていくのでした・・・・・・。