40代で脳梗塞 病気を乗り越え楽しく生きてるオヤジのブログ

40代の7年間(43歳から49歳)で、高血圧・異型狭心症・扁桃周囲膿瘍・自律神経失調症・脳動脈解離・脳梗塞を発症。そのたびに入退院を繰り返し、人生の挫折を感じる日々。それでも明るく前向きに生きてるオヤジのブログ。病気体験談、その時その時感じたこと・行動したこと・影響を受けたことなどや、今を楽しく生きようとする自分の姿を綴っていきます。何事もあきらめません、まだまだ生きるぞ!

入院中の過ごし方 脳梗塞編

私は、2017年2月に自宅で脳梗塞を発症しました。入院すぐにSCUに運ばれました。
そこは緊急患者が入院する限定6人部屋で、24時間体制で看護師の方がいる場所でした。しばらくSCUに入院したままでしたが、一週間後に一般病棟へ移動となりました。

SCUにいた時の私は、カラダに不自由さを感じている状態で、ただベッドに寝ているのがほとんでした。寝ている以外は食事と簡単なリハビリ、手足を伸ばしたりほぐしたりなど、あとは何もすることなくただ天井を見上げている日々でした。
しかし、数日経過すると、まだ若干の不自由さはあるものの、次第に気持ちが元気になってきて、本でも読みたくなってきました。嫁さんに自宅にある本を持ってきてもらい、食事やリハビリの合間に読書を始めました。

こんなにじっくりと本を読むなんて、おそらく人生でもそうなかったと思います。私は歴史が好きで、通勤時間や寝る前の時間に時々歴史小説を読んだりしていました。ブックオフなどで歴史小説を見つけては、買いだめしておいたものが、本棚に眠ったままでしたので、この機会に読むことにしました・・・・・・。

ちなみに脳梗塞で3週間余入院をしましたが、この期間で読んだ本は合計11冊でした。
この数が多いのか少ないのかは分かりませんが、静かな環境の中で集中して読むことができたので、ストーリーがしっかりと頭の中に入ってきた感じでした。

いつもの読書では、飛び飛びで少しづつ読んでいたので、途中で内容が不明瞭になったりしていたのですが、入院中の読書はじっくりと読むことができました。

ただ、ずっと集中して読むことも限度があり、1時間程度で目が疲れてきて、自然と眠くなってくることが多かったのですが。
そして、スヤスヤとお眠りタイム・・・・・・
1時間も経たないうちに再び目を覚ます、そんな繰り返しでした。

読書以外に時間をつぶしていたのは、スマホネットサーフィンです。
私が入院した病院は、無料WiFiが完備された最先端の環境の病院でした。でも全棟完備ではなくて、たまたま私が入院した脳神経外科の病棟が、WiFiをつなぐことができたのです。これはとてもありがたかったです!

ネットサーフィンをしていると、時間がたつのが「あっ」というまで、すぐに充電が減っていきました。でも、暇な入院生活の遊び道具になっていました。しかし、時には、自分の病気を調べたり、同じように脳梗塞になった方のブログや闘病記を調べてよく読んでいたものです。

これは、同じ病気で苦しんでいる、また戦っている人達との、目に見えないコミュニケーションとなりました。私は、そのころブログを開設していませんでしたが、いつかこの病気体験をブログにしたいなぁと、当時思っていました(実現しました!)

それから、もう一つ。
TV鑑賞です・・・・・
14時頃からはワイドショー、夕方はニュース番組を見ていました。自宅から小型TVを持ってきてもらっていたので、無料で自由に見ることができました。しかし、画面が小さいので見づらく、長時間は見ませんでした。

ということで、私の脳梗塞での入院中の過ごし方ですが・・・・・・

読書、睡眠、スマホ(ネットサーフィン)、TV鑑賞・・・・・・、ほとんど毎日この繰り返しでした。
今思うと、なんと有意義な(無駄な?)時間の過ごし方なのか、と思います
でも、仕事をしている時には味わえないこの時間が、今ではなぜだか懐かしく感じます。