40代で脳梗塞 病気を乗り越え楽しく生きてるオヤジのブログ

40代の7年間(43歳から49歳)で、高血圧・異型狭心症・扁桃周囲膿瘍・自律神経失調症・脳動脈解離・脳梗塞を発症。そのたびに入退院を繰り返し、人生の挫折を感じる日々。それでも明るく前向きに生きてるオヤジのブログ。病気体験談、その時その時感じたこと・行動したこと・影響を受けたことなどや、今を楽しく生きようとする自分の姿を綴っていきます。何事もあきらめません、まだまだ生きるぞ!

脳梗塞 診察で見落とし・・・

私は、2017年2月5日、日曜日の朝7時56分に、自宅の部屋で急に激しい頭痛を感じました

その日は会社は休み、ベッドから起きて書斎の部屋でPCを眺めているときでした

初めて感じる気持ち悪い痛み、カラダの左側がしびれ、しばらくすると腰から力が抜け落ち、倒れこんでしまいました

両手両足は大きく痙攣し、呂律が回らなくなり、ボーッと意識も薄くなっきて、私は嫁さんを声にならない声で、必死に呼びました

そして嫁さんが、異変を察して救急車を手配したのです・・・・・・

 

私は近くの大病院へ搬送されました

この日は日曜日、搬送された大病院でも休みでした

私は、緊急ERへ運ばれました

おぼろげな意識の中、カラダはまだ小刻みに痙攣している

呂律もおかしい・・・・・言葉が出ない、そんな状態が続いていました

先生たちが私の周りを囲み、パジャマの上着をはさみで切り取り、シャツ一枚にされ、

血圧、心電図、採血、その場で計測などを始めました

そしてCTを撮りに別の場所へ移動・・・・・・

移動式の台に仰向けで乗せられた私は、CT室まで行く間、流れていく天井を見ながら気分が悪くなってきました

 

一通りの検査が終わり、簡易的な個人部屋で嫁さんと二人で検査の結果を待つことになりました

その頃には、痺れもやや収まり、少しは話せるようになってきていました

ただし、左半身の痺れと足腰の違和感は消えることはありませんでした

 

しばらくすると、若い先生が部屋に入ってきました

先生は、特に異常は見られないです、とのこと

違う、違うだろ・・・・・・、 私は心の中でそう思っていました

こんな痛みと感覚は人生初めてだ!

ヤバイ状況だとカラダは訴えていました

先生は、脳の炎症を起こしたのでしょう、カロナールを点滴しておきます

えーっ、カロナール?、私は何も言うことができませんでした

点滴を終えた私は、日曜日の静かな病院で会計を済ませ、嫁さんに支えてもらいながらタクシーで帰宅しました

 

翌日・・・・・・、

カラダの異変が続く私は、再度大病院へ行くことにしました

たまたま対応してくれたのは脳神経外科の教授の方でした

問診と私の様子をみて、すぐにMRIへ行くようにと看護師へ指示をしました

検査が終わり、検査室を出たところで車イスに手をかけた看護師が立ってました

そのまま、教授のいる診察室へ戻り、嫁さんと私に教授はこう言いました・・・・・・

脳梗塞です」

前日の緊急ERでの診察は何だったのか!

教授には言いませんでしたが、ERでの診察で「脳梗塞」を見落としたのではないのでしょうか?

入院中、いろいろと脳梗塞をネットで調べましたが、私の症状はまさに脳梗塞を疑うそのものではなかったのでしょうか?

 

今では後遺症もなく復職でき、ほぼ元通りの生活に戻ることができましたが、あの時、翌日すぐに病院へ行くことがなければ、今の私ではなかったかもしれないないと思うと恐ろしく感じます!

脳梗塞は経験して、いろいろなことが分かりました

風邪や腹痛などよく罹る病気とは違い、脳梗塞は初めて発症して経験することばかりだということを・・・・・・

脳梗塞」、よく耳にする言葉ではありますが、実際にならないとその病気のことを知ろうとはしません、私もそうでした

身内にも、また友人や会社の仲間にも脳梗塞を経験した人はこれまでにいませんでした

だから、私が突然倒れた時も、まさか自分が脳梗塞になったとは思いもよりませんでした

しかし何かが違う、何かがおかしいい、と思い続けていました

 

救急車で緊急ERに運ばれ診察を受けた時に、対応した先生にもっと強く調べてくれと言えばよかったと、後悔しました

そうしていれば、その日に脳梗塞と診断され、もっと早い処置をしてもらえてのだろうに・・・・・・

日曜日の病院専門の先生が担当で勤務していればいいのですが、そうでない場合、またインターンが勤務してる場合は、大きな病気でも発見できない場合があるのだとつくづく感じました

 

【まとめ】

自分の大切な命、病院での診察に少しでも不安がある場合、自分が納得するまでしっかり先生に聞いた方が良いと強く感じたました

いずれにしても、私の脳梗塞、重度ではなくて本当に良かったです