40代で脳梗塞 病気を乗り越え楽しく生きてるオヤジのブログ

40代の7年間(43歳から49歳)で、高血圧・異型狭心症・扁桃周囲膿瘍・自律神経失調症・脳動脈解離・脳梗塞を発症。そのたびに入退院を繰り返し、人生の挫折を感じる日々。それでも明るく前向きに生きてるオヤジのブログ。病気体験談、その時その時感じたこと・行動したこと・影響を受けたことなどや、今を楽しく生きようとする自分の姿を綴っていきます。何事もあきらめません、まだまだ生きるぞ!

脳梗塞 仕事について考える

脳梗塞を発症した時、私は約1ヶ月半会社を休むことになりました

今から二年前の出来事です・・・・・

退院後、自覚する後遺症もなくもとのカラダに戻りましたが、主治医と産業医の意見を聞きながら慎重に復職して業務を再スタートしました

復職した時期は年度末、3月中旬のことでした

 

当時、私は現場を取りまとめるポジション(いわゆる課長職)で、営業のチームリーダーとして元気に業務を遂行していました

ところがある日突然、脳梗塞になり一線を離れることに・・・・・・

復職したのは、ホワイトデーを過ぎた頃の3月中旬、会社内では異動の噂が飛び交う時期でした

そんな頃に復職した私は、数日後に異動の内示を受けました

そして、4月1日付で総務庶務の事務部門へ異動となったのです

産業医面談や人事の方に、事前に現状の仕事は私自身負担がかかると判断して、配置換えをお願いしていたこともあったので、その通り異動となりました

分かっていたものの、いざ一線から離れて事務部門への異動となると、なんだかもの寂しい気分になり、モチベーションが下がりました

しかし、自分のカラダのこと、今後の人生のことを考えると、これがベターなことだと思うように努めました

それから一年間、定期的に病院での検査や診察、毎月の産業医面談を実施しながら、体調管理に気をつけて、自分なりにできることをやってきました

おかげさまで、何事もなく一年間を過ごすことができました

 

そして、昨年4月にまた異動がありました

今度は現場(営業)に近い所属で、役はありませんが、みんなをまとめて業務を推進していくポジションになりました

前年までの事務部門とは違い、外出する機会が多くなりました

当初は、体調面で不安なこともありましたが、この1月まで(10か月間)、何事もなく働くことができています

実績もほどほどに推移し、やりがいも出てきています

2月でまもなく脳梗塞から二年が経過しようとしています

 

二年前の退院直後は、体調面を心配していましたが、復職後は仕事のモチベーションの方がとても気になるようになりました

体調は、十分に気をつけていたので徐々に体力も回復して働くことができましたが、仕事は、異動による配置換えでモチベーションが下がる一方でした

脳梗塞前の職場では営業面の仕事にやりがいを持ってきたのに、それが事務部門への異動、そして役職も外れ、なんともみじめな気持ちに・・・・・・、でも、そんな気持ちも次第に変化してきました

事務部門へ異動した後しばらくして、今まで見えなかったことも見えるようになり、また気づくようになったと思います

50歳になって初めて覚えることもあり、また年下の社員から指示を受けることもあり、いろいろ困惑する場面もありました

しかし、これも良い経験だと考え、ひとつひとつ学んでいきました

今まで会話をしたことがなかった人など、いろんな出会いもあり、これまた人生の幅が広がったと感じています

 

【まとめ】

脳梗塞を発症しなければ、そのままだった人生

脳梗塞になったからこそ、気付き、出会えた人生

考え方ひとつで、生き方は変わると思います。

私は、定年まであと9年となりましたが、いろいろ思うところがあっても、働ける仕事があることに自分は感謝しています。

若いころ、嫌な仕事や地味な仕事だと思った業務ひとつひとつが、会社にとってはとても大切であり、誰かがやらなければならない仕事です。こんな自分になってよくわかるようになりました。

大病を発症して、健康な時とは違い、思うようにならない自分がいても、冷静に自分を見つめなおすこと、周りを見渡すことが大事です。

大病したからこそ! だから気づくこと、だからできることがあるのです。