40代で脳梗塞 病気を乗り越え楽しく生きてるオヤジのブログ

40代の7年間(43歳から49歳)で、高血圧・異型狭心症・扁桃周囲膿瘍・自律神経失調症・脳動脈解離・脳梗塞を発症。そのたびに入退院を繰り返し、人生の挫折を感じる日々。それでも明るく前向きに生きてるオヤジのブログ。病気体験談、その時その時感じたこと・行動したこと・影響を受けたことなどや、今を楽しく生きようとする自分の姿を綴っていきます。何事もあきらめません、まだまだ生きるぞ!

前大脳動脈解離

私は、約2年前にに脳梗塞を発症しました。MRI、CT検査等で脳梗塞と診断されたのですが、その時にもう一つ病名を聞かされました。

それは、

前大脳動脈解離 です。

何? と思いました。

 

動脈解離は聞いたことがあったのですが・・・・・・。

つまり、脳の前の方にある大動脈が解離したんだろうと・・・・・・。

主治医からは、血管のケガのようなもの、と言われました 。血管の中に傷がつき、その傷を修復するためにかさぶたのようなものでができ、そのかさぶたで血管内がデコボコになってしまった。

血圧が強くかかったときに、そのかさぶたがはがれて、血管の中を流れにくくなった場所で詰まってしまった。

それによって脳梗塞が発症したものと考えられる、との説明でした。

 

CT画像で映し出された私の頭の中の血管は、木の根っこのようにコブありデコボコあり、見事に荒れた血管でした。

 

たしかにネット等で検索してみると同じようなことがのっていました。

ー血管のキズが軽症の場合は 、一時的な頭の痛みで血管のキズも治ってしまいます ー、とありました。 

しかし、私の場合は、頭の痛みは一時的で終わることがなかったのです。目の奥まで染み入るような痛みが、ずっと続きました。そのうち、腰から下に力が入らなくなり、床に倒れてしまったのです。

 

ネットにはこうも記載されていました。

ー  キズが軽症ではなかった場合、キズがさらに広がり、本来流れるべきところに血液が流れず血管内が狭くなってしまう  ー

私の場合は、血管内のキズに付いていたかさぶたが剥がれたという症状だったので、また特別な状況だったと思うのですが、あまり症例がなさそうな感じでした。

 

今思うと、冷静に考えてみると本当に怖い病気です。頭の中の血管が裂けるなんて!

今では、普通に生活できていますが、また同じことが起きないかどうか、ふと不安に思うこともあります。

 

あの頭の痛みは今まで感じたこともないくらい変な、嫌な、気持ち悪い痛みでした。

このままどうなるんだろうかと・・・・・・

上手く言葉で表せないのですが、二度と経験したくない痛みです。

 

この脳動脈解離は、脳卒中とは違って血管のケガと考えられているので、若い人にも起こりうることもあるらしいです。特に高血圧の方が多いと言われているとのことです。

 

当時私は、49歳。高血圧で入院の経験もありました。49歳が若いといえるかどうかはわかりませんが、サラサラ血液を意識した食生活を今では送っています!

常に見ることができない脳血管のデコボコ、もうイヤイヤ!あの痛みは!